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今回は2個製作します。これがお預かりしたもとの写真。ん〜、まわりには洋犬が多いけど、日本犬も独特のかわいさがあって、いいなぁ。 |
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スキャンした後、背景の余分なところを切り抜いて、ハート型の中にはいりそうな大きさを考えて、縮小率を変えたものを何種類かプリントアウト。樹脂に封入されると少し白っぽく感じられるのであらかじめコントラストを強くしておく。名前を入れる場合はフォントやサイズ、色を変えたものも一緒に。 |
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プリントした中でどれがいちばん適したサイズか、チェック用に作った中味なしの透明ハートを置いて確認。表面 のアールがかなりきついので、あまり大きく写真をいれるとせっかくのかわいい表情がぶにょ〜んと歪んでしまいかねない。この写真は2頭を切り離して歪まない位置に配置しようかと思ったんだけど、並んで首をかしげているところがかわいいので、少し小さめになってもそのまま使うことにした。 |
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ベースになる布を切り抜く。ご注文のテイストはCuteなので、ピンク地のちょっとレトロ感のある生地。 |
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切り抜いた写真をベースの布に貼る。2つとも同じ生地で、という注文だったんだけどちょっと変化をつけて、ひとつは布を斜め使いにしてみました。 |
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写真のまわりにビーズでフレームをつける。以前に糸を通したものをくるっとまわしてみたんだけど、あまりうまくいかなかったので、1個、1個、並べてボンドで貼ってます。文字も一文字ずつ。そういえば写 植屋さんって、今、なにしてるんだろう? |
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さらに細かい作業。飾りで中にいれる花の形のビーズ。真ん中の穴が意外と目立って気になるので、あらかじめ極小パールを接着しておく。こういう気遣いが大事なのよ、と自分で言ってみたりして。言わないとたぶん誰も気がつかないしなぁ。 |
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型の中に流し込んだ樹脂の1層めが硬化したところで、パーツを配置。底側から見ていることになるんで、ちょっと分かりにくいんだけど、写 真に重ならないように気をつけながら。立体感を出すためにこれを3層ぐらい繰り返していく。 |
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最後に写真を貼った布を入れて、HandSome WORKSのタグを入れて、ふたをするように 樹脂を流し込んで終了。あとは硬化を待ちます。暖かくなってきたので硬化時間が速くなって助かる。下の新聞紙がなんか工作っぽくて泣けるっしょ。 |
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これが硬化して、型から抜いたところ。これから水やすりを何段階にもわけてせっせと磨く。地味な作業だけど、結構、楽しい。 |
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ちなみにこれが400番(紙やすりは数字が小さいほど荒い)で表面の凹凸を落としたところ。磨りガラス状態にはなったけど、ざらつきはとれている。 |
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下ひたすら磨く。たぶん手に持っているのは800番。だんだん表面がつべつべになっていって気持ちがいいんだけど、指先も一緒に削れるのは困ったもんだ。指紋の溝が浅くなって何個も続けて作ってるとかなり悲惨なことになるんだけど、手袋とかは感覚が解らなくなるので、昔から嫌いだしなぁ。 |
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開これがやすりの最後、1500番で磨いたあと。上の400番と比べるとその透明度の差は歴然。 これが嬉しいんだよね、何回やっても。このあとプラスチック用のコンパウンドで磨いて、最後の仕上げ。 |
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完成! いやぁ、カワイイなぁ。ウェブショップで注文、受け付けてます。全国からこういう犬猫の写真、いっぱい送ってきてくれるといいんだけど。これを作るのは仕事とはいえ、楽しすぎるかも。あぁ、たんなる動物好きだとばれてしまった。
ちなみに人間の子供は苦手。映画とかで動物が死んだりするとむっちゃ腹が立つという、意外とよくいるタイプのひねくれ者ですね。
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